令和2年路線価発表
- 2020.06.29
こんにちは。税理士の堀です。
いよいよ上期も最後になりました。下期も新たな気持ちで仕事をしています。
といっても、今年もまた長い猛暑が始まるのでしばらく体力的にきつい日が続きそうです…
7月1日 11時に国税庁から令和2年(2020年)分の「路線価」が発表されます。
※平成20年分以降 7月1日(土・日曜日に当たる場合は翌月曜日)に発表が固定
路線価とは、相続税と贈与税の申告をするにあたり評価の基準となるものです。
今年中の相続、贈与についてはこの路線価を使って計算します。
なので、令和2年1月1日~12月31日は同じ路線価となります。
昨年令和元年分の全国平均路線価の対前年変動率1・3%増↗で4年連続の上昇を記録しました。
インバウンドの増加などで、主要都市や観光地のホテル・オフィス需要の増大等が上昇の要因とみられます。
今年、国土交通省が3月に公表した令和2年公示地価(1月1日時点)は
全国平均で全用途平均で5年連続の上昇、上昇幅でも4年連続の拡大となっていました。
用途別では、住宅地が3年連続、商業地が5年連続、工業地が4年連続で上昇しいずれも上昇基調でした。
<注>1月時点なのでコロナ影響前
今年は新型コロナウィルス感染の拡大が影響し、インバウンドの大幅減少となっている現状を考えると路線価が下がると思われる方も多いかもしれませんが、
路線価等は1月1日時点で評価するため令和2年分の路線価には影響しないことから5年連続の上昇が予想されております。
ちなみにお膝元の岐阜県の状況はというと、
2019年の路線価の平均変動率は前年比0・7%減
2019年の高山市は上昇しインバウンド(訪日外国人)の影響かと考えられます。
現在の計算方式になった10年以降10年連続で下落が続いています。
県内の最高路線価は14年連続でJR岐阜駅北側の「岐阜市吉野町5」(岐阜停車場線通り)46万円/㎡
今年も同じようになるのではないかと予測されます。
路線価図・評価倍率はこちらをご参照下さい。
こちらのリンク先 → https://www.rosenka.nta.go.jp/
