2025 年末調整のポイント

2025 年末調整のポイント

税理士の堀です。

年末調整なんて12月でしょ?
まだまだ時間あるし大丈夫でしょ!という感じですが、

今年は基礎控除が変わったり、所得階層ごとに控除額が違ったり、大学生年代の子がいる親への特別控除の創設があったりと
実務担当の負担考えて改正しているのかと疑いたくなる改正があります。

事前準備や情報収集はしておいた方が良いかもと思い、また、そろそろ情報が出てきだしてきたので
2025 年末調整のポイント(税制改正)をご紹介させていただきます。

◯所得税の基礎控除の引き上げ

現状の最高48万円から10万円引き上げられ最高58万円に。
所得階層ごとに控除を最高37万円上乗せすることで最大95万円の基礎控除(※令和7・8年分)
令和9年以降は95万 or 58万円となります。

表にするとこんな感じです

出典:国税庁HP(https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/0025004-025.pdf#page=2)

◯給与所得控除の最低保証額の引き上げ

給与所得控除も55万円→65万円に引き上げられました!

◯大学生年代の子がいる親への特別控除の創設

居住者と生計を一にする年齢19歳以上23歳未満の親族(配偶者、青色事業専従者として給与の支払いを受ける人及び白色事業専従者を除く)で、合計所得金額が58万円超123万円以下の人をいう。
※仕送りしてる大学生も生計を一にするに該当します
親族には児童福祉法の規定により養育を委託された、里子も含みます。

大学生働きすぎて親の扶養から外れる可能性が低くなります。

今年の10月から、従業員さんが新しい申告書を正確に記載できるよう、新様式の具体的な記載例やフローチャート、チェックリストを用意していこうと思っています。